海外大学の出願はエッセイが重要視され、出願者が受験前に最も力を入れる部分でもあります。
また、たった数百ワード程度のエッセイがあなたの合格・不合格を左右することもあり、大学の目を引く良いエッセイを書くことはとても大切です。
この記事では、エッセイで何を書けばいいのかわからない。
また、エッセイを書いてみたけど、ありきたりな文章になっていてユニークさに欠ける。
そんな人に合格するエッセイを書くポイントを解説します。
このブログの内容
- 海外大学受験におけるエッセイの重要性
- エッセイを書くためにまずやるべきこと
- 合格するエッセイを書くために必要な5つのポイント
筆者は受験期に30本以上のエッセイを書き、20校の大学から合格を得ることができました。そこで学んだ合格率を格段に上げるエッセイの書き方をこの記事でお伝えします。
海外留学の出願には成績、英語の資格と並んでエッセイも重要!
海外大学の受験で、重要なのは
- 成績表
- 大学共通テスト(SATやACT)
- エッセイ
これら3つの要素全てが揃って、海外の大学に入学することができます。
全て重要ですが、この中でもエッセイは特に合格を左右するといわれています。
実際に、成績やSATが優れている子が合格できず、エッセイにより力を入れた子が合格したケースというのは何度も聞いたことがあります。
パーソナルステイトメントとも呼ばれるこのエッセイでは、自分の意見だけでなく、今までの活動や自分の能力をアピールする場でもあります。
この記事では、大学受験のための最適なエッセイの取り組み方を解説します。
エッセイを書き始める最初のステップ
エッセイの題材をよく読む
題材を読み込むことは、エッセイの書き始める際にやることの中で最も重要です。
なぜなら、題材に沿っていない文章を書いてしまうと、どれだけいいエッセイが書けたとしても合格できないからです。
例えば、大学から出題されている題材が
「苦労を乗り越えた経験について」
にも関わらず、大学の志望理由を書くのはおかしいですよね?
題材に加えて、文字数やフォーマットも、漏れなく確認する必要があります。
大学の求める条件に沿っていないエッセイを書くことで、ルールを守れない人だという印象を与えてしまいかねません。
そうならないためにも、まずはエッセイの題材を良く読み、聞かれていることの要点をまとめてから構成を考えるようにしましょう。
海外の大学に合格するエッセイを書くために必要な5つのポイント
①志望大学のリサーチ
題材がわかったら、すぐに意見を書き始める…
通常のエッセイではこの方法で良いかもしれませんが、
合格するエッセイを書くためには、書き始める前にまず大学のことを深くリサーチすることが大切です。
大学側があなたのエッセイから求めているのは、あなたがどれだけ学校に合っている生徒かということです。
学校に合った生徒だということをアピールするためには、学校が求めている生徒像を知ることが重要です。
大学のリサーチをすることで、この学校が求めている生徒像をより具体的に知ることができます。
まずは大学の公式ホームページを隈なくチェック
大学のリサーチといっても何から始めればいいのか、どの程度調べれば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか?
まずは一番簡単な大学の公式ホームページを見てみることから始めてみましょう。
ホームページで例えば以下のことを言語化できると実際にエッセイに書く際に活用がしやすいです。
- 大学のモットー
- 生徒の様子
- 力を入れている分野
- 教育に対する考え方
- 授業の進め方
- 授業の構成
- 生徒の将来像
在校生の視点からも調べてみる
ホームページからある程度の情報を得ることができたら、そのほかの資料も見てみましょう。
特に在校生や卒業生の意見はとても参考になります!
- 在校生インタビュー
- 卒業生の進路
- 在校生が出願時に書いたエッセイ
これらを知ることで、自分が入学した後の様子もより明確に想像することができます。
例えばUCLA編入合格体験記のようなものがあります。
無料でダウンロードできるのでUCLAに限らず、アメリカの大学を志望している学生さんには参考になるかと思います。
オンライン上で情報を発信している生徒もいるので、実際にコンタクトを取ってみるのもいいかもしれません。
このブログにも大学についてのお問い合わせを頂くことがよくあり、直接コンタクトを取ることで疑問点の解消・エッセイのリアリティも増すかもしれませんね。
②大学の求めている人物像はなにか
大学のリサーチが進んだら、次のステップは大学が求めている人物像を具体的に言語化することです。
この人物像を掴むことで、いよいよエッセイに取り組むことができます!
例えば、勉強が得意な子が多いのか、それともクリエイティブな子が多いのか。
先ほど行ったリサーチから、どちらの生徒が大学と合っているでしょうか?
他にも、リーダーシップのある子、多様性、研究、言語学習、課外活動など大学によって力を入れている部分があると思います。
それらをできるだけリストアップしていきましょう。
③求められている人物像に合わせて具体例を選ぶ
今までのリサーチを元に、エッセイの中で扱う内容を選定していきましょう!
例えば題材が「苦労を乗り越えた経験について」だった場合、
クリエイティブさを重視する大学Aには
発想力を活かして、苦労を乗り越えた経験
知識のインプットを重視する大学Bには
継続的な努力をして、苦労を乗り越えた経験
リーダーシップを重視する大学Cには
周りの人を巻き込んで、苦労を乗り越えた経験
このように、これまでのリサーチから得た情報を元に具体例、経験、考え方を書くことで、あなたが大学にぴったり合っている生徒であることを証明することができます。
エッセイを書く際には、最初から最後までストーリーの繋がりを意識するようにしましょう。
ストーリーが繋がっていないと、意見が散乱し、結局何が伝えたいのかわからなくなってしまうことがあります。
ストーリーが成立しているかどうか確認するためにおすすめしたいのが、各段落を一行で表し、それらが全て繋がっているかを確認することです。
④ありきたりな表現を避ける
あなたの希望する大学には、他にも何千人もの学生が応募しています。
大学側は年間数千件のエッセイを読むため、ありきたりな文章では埋もれてしまいます。
エッセイを読み直し、決まり文句のように聞こえる文章は避けるようにしましょう。
あなただけのユニークな視点からあなたの個性を主張しましょう。
例えば、
色んな国籍の人と関われる機会があることに魅力を感じた
と、
英語の授業で、イギリス人の先生と普段の生活についての会話をした時に日本とイギリスの文化の違いに驚き、より多くの文化と触れ合うことで価値観を広げられると感じた
どちらがより独創的な視点に見えるでしょうか。
前者の文章は少しありきたりで、誰でも書けるような内容ですが、後者はその人だけの視点から話されていて、とても説得力があります。
この「その人だけの視点」が大学出願のエッセイではとても大切です。
あなたの個性をエッセイで最大限表現してみてください。
⑤誰かにエッセイの校正をしてもらう
ここのステップまでたどり着いたあなたは素晴らしいエッセイを完成させるために、何度も自分のエッセイを読み直し、タイプミスやスペルミス、文法の間違いがないことを確認していると思います。
自分で確認することもとても大切です。
しかし、自分で確認できるのには限界があり、より洗練されたエッセイを目指すためには、誰かにエッセイを読んでもらうことがとても重要です。
自分以外の人にエッセイを新たに確認してもらうことで、また違った視点で意見をもらうことができます。
教師や保護者などあなたをよく知っている人に校正を依頼し、文章の間違えだけでなく、エッセイがあなたの人柄と合っているかも見てもらうことができるでしょう。
また、大学出願のプロにエッセイの添削を依頼することで、最短で合格に近づけることができます。
Top Admit では、欧米一流大学卒の経験豊富なネイティブ編集者があなたのエッセイの文法、スペリング、文章構造、語句、論法など全体的な改善をしてくれます。
Top Admit はアジア最大級のエッセイ編集として、10年以上世界中の学生の志望動機書・パーソナルステートメント・入学出願添削等の編集サービスをアイビーリーグレベルで行っています。
私も実際にプロに見てもらうことで、話の流れや言葉の言い回しが格段に良くなりました。
返却は48時間以内で行われるので、出願前に時間がない時でも安心です。
エッセイ編集プランでは、文法や語彙はもちろんのこと、論理的な文章になっているかなど文章の流れを改善しながら、実績・人柄・魅力等の思いの部分もしっかり伝え、最高のエッセイを作り出すサービスとなります。
添削中にもらった一言のアドバイスがあなたの合格・不合格を左右するかもしれません。
エッセイを自分以外の人に確認してもらい、より多角的な視点から見直すことで、「良い」から「素晴らしい」にさらにエッセイの精度を上げていきましょう。
憧れの海外大学から合格をもらおう!
エッセイで以下のことに取り組むことで、あなたのエッセイが大学の目に留まる可能性は格段に上がります。
- 志望大学のリサーチ
- 大学の求めている人物像はなにか
- 求められている人物像に合わせて具体例を選ぶ
- ありきたりな表現を避ける
- 誰かにエッセイの校正をしてもらう
エッセイは合格・不合格を左右することのあるとても重要な要素です。
それと同時に、やり方を理解し、正しい方法で努力をすれば成績や課外活動よりも短い時間で精度の高い作品を作ることも可能です。
5つのステップを意識しながら、エッセイに取り組んでみてください。
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